18きっぱー目線の首都圏
18きっぷをよく使う。
自分は、中京圏と首都圏を行き来することが多い。
そうすると、使うのは北周りの中央線か南回りの東海道線になる。
都市の密度で言うと、中央線ルートのほうがずっと低い。
中京圏から行くと風光明美な木曽谷に入り、しばらくは山ばかりのローカル幹線になる。
長野に入ってもあまり変わらない。運行本数がそれほどないから、車社会なのだろうと思う。
これが大月を過ぎて高尾に近づくと様子が変わってくる。
今までは何もなかった山肌に、へばりつくように住宅が増えてくる。
そのどれもが、なんだか新しい。
一駅進むごとに住宅の密度が高くなり、それが集合住宅に変わっていくと、やがて八王子に着く。
ここは都心から数十キロ離れているはずだ、と思っても、十分暮らせる大きな街がそこにはあった。