首都圏脱出!大量輸送についての考察

アマプラでシンゴジラを観て興奮してます。
やっぱり面白いですね。

ところで、首都圏で大規模な避難指示が出た場合、
とにかく大量の人間を運ぶために、どんな手段があるだろうか?
東海道・東名方向を例にして、考えてみよう。

酒飲んで適当に書いているので、精度はないです。
与太話としてお楽しみください。

・鉄道の場合
東海道新幹線は、一編成辺り1300人程度。デッキにも通路にも人を乗せ、2000人を運ぶと考える。
速達種別を捨てて各駅形に特化し、(折り返し設備のことを考えず)とにかく小田原や静岡まで脱出させることのみを考えると、複線の線路は1時間15本程度。
よって、1時間で0.2万人*15=3万人を運べる。

東海道本線に入っているE233系の定員は中間車で160人程度。グリーン車分を考えず、15両なら160*13両の編成とすると一編成の定員はおよそ2000人。10両だと1280人。
避難だとみな大荷物だろうから定員のまま考える。小田原まで複々線で15両車が60%と仮定すると、1時間30本で(0.6*0.2+0.4*0.13)*30=5.16万人。


・高速道路の場合

国土交通省が処理可能な台数の目安を出している(「可能交通容量の算出」で検索のこと)。多車線道路では、1車線辺り1時間で2200台を処理できる。首都圏地区の東名高速道路は3車線あるので、2200*3=6600台。自家用車は3人乗り合いを前提にした上でバスを優先し、定員40人を乗せたバスの比率を10%にすると仮定すると、6600*(0.9*3+0.1*40)=6600*6.7=44220で、1時間当たり4.4万人を運べる。ただし、東名高速方面だけでも1時間当たり660台ものバスを用意する必要がある。バスは全国に5万台程度あるので、達成可能かもしれない。
仮に、すべて自家用車で、一台あたり1.5人しか乗らないとすると、6600*1.5=9900と1万人すら運べなくなってしまう。とにかくバス次第だということがわかる。

ここまでの結果を足すと、東海道・東名方面では1時間当たり鉄道8.16万人、高速道路4.4万人、あとは一般国道や有料道路が入る。すべて駆使すれば、1時間10万人、1日10時間で100万人程度は運べることが分かる。
よかったですね。